ヒアリングループ(磁気ループ)とは、難聴者の聞こえを支援する設備で、ループアンテナ内で誘導磁界を発生させることで、音声磁場をつくります。
磁界を発生させるループアンテナを輪のように這わせることから、「磁気ループ」と呼ばれています。
音声信号をヒアリングループアンプを通し、床等に敷設したループアンテナ(多芯ケーブル)に電気信号として送ります。
ループアンテナ内で誘導磁界が発生し音声磁場ができるので、誘導コイル付補聴器(補聴器の“T”マーク)で音声信号として聞くことができます。
・周りの騒音・雑音に邪魔されずに、目的の音・声だけを正確に聴き取ることができます。
・ご自分の補聴器人工内耳を“T”マークに切り替えることでループよりの支援が受けれます。
・受付カウンターなど小さいエリアから大ホールやスタジアム等の大きいエリアまで対応が可能です。
ポケット型
操作がしやすく、話し手の口元に近づけて聞くこともできる。
※「T」マーク切替可(約70%の機種)
耳かけ型
耳の後にかけるタイプで多機種、調整機能があり操作がしやすい。
※「T」マーク切替可(約60%の機種)
耳あな型
使用者の耳形、聴力に合わせる。
音源が鼓膜に近いので、効果が得やすい。
※「T」マーク切替不可(一部オプション対応)
人工内耳
サウンドプロセッサ(「T」マーク対応型)内蔵の機種。
これは補聴器・人工内耳を装用されている方に、音声がはっきり聞こえる装置を設置しているマークです